身体力学研究会 「正しい立ち方」 | 「達人への道」

身体力学研究会 「正しい立ち方」

身体力学研究会 の飯田先生を講師にお招きして、いつも練習している少林寺拳法仲間と講習会を受けてきました。                                                    
                                                                                                                                                                                 

二回目の講習会でしたが、前回よりも理解が進み、かなりの精度で技がかかるようになりました!やはり、正しい立ち方さえできてしまえば、あとは柔らかい触れで圧を変えない、全身を同時に動かす、というコツで柔法系の技は何でもござれになります。最近は腿に力みがなくて、すぐに動けるような立ち方を自分なりに検証していたのですが、飯田先生にチェックしていただいたら、正しい立ち方になっていたようです。しかし、立ち方ができてる、できてないというのがパッとひとめで解るのが凄いです。先生がちょっと修正するだけで、今までまったくできなかった人でも技が簡単にかかるのですから驚きです。     
     

正しい立ち方とは、地面へ力がアースする立ち方です。これは逆に言えば、地面からの力が相手に伝わる立ち方でもあります。もちろん全身リラックスです。よくよく見るとできている人の立ち方は足が長くみえてお腹から腿の縦のラインがスッとまっすぐ落ちているのがわかります。(実は写真で観る限り、開祖の立ち方も同じです!)骨格的にベストな位置にしっかりとはまればそれだけで身体の中の力の流れが変わるのです。これは言葉で言うのは簡単ですが、微妙な世界でとても難しい!私は操体をやっていたおかげで身体のバランスが整っている方なので、かなり近道させてもらいました。立ち方がしっかりできていれば打撃も格段に威力アップして浸透します。視界も広がり、相手の動きがスローに見えます。柔法も触れるだけで相手が崩れてぶつからずに投げれたり、倒したりすることができます。できているかどうか?を「遊び」と言われる技で検証するのでまったくごまかしが効きません。まさに自分の身体との対話がすべての稽古です。           
    
この前の散打友好大会でなぜ相手の動きがよく見えたのか?立禅や這いをやったからというよりも、前回の大会のときよりも、立ち方自体がよくなっていたからだったのです!ここに来て、ようやく「まっすぐに立つ」という感覚がつかめたのでこの精度とレベルをさらにアップさせていきたいと思います。ただ、「立つ」ということだけでもこれだけ遊べるとはまだまだ身体は奥が深いです(^。^)