通背拳練習日記 2回目 | 「達人への道」

通背拳練習日記 2回目

先週体感してみて、これは面白い!スゴイ!と思ってしまったので、しばらく続けさせていただくことにしました。

少林寺拳法はもう12年ほどやっていますが、今は道場に通っていない休眠状態で、運動不足だし、常々本物の中国武術を学んでみたいと思っていたこともあり、これはいい機会だと思ったのです。
                                                                                                       
                              

ということで私は少林寺拳法四段ではありますが、同時に通背拳初心者になることを決めたのでした。

注)別に少林寺拳法を一切やらないわけじゃないですよ

もう一度、ゼロから初心者になるのです!

少林寺四段という肩書きがあって、技も多少はできる方だと偉そうにしていた自分をぶっ壊すにはいい機会です。
以下、練習日記です。

・手首を左右にゆらゆらさせる基本功があるのですが、これはまさに腰背部から腕への力の連動です。手だけを振るのは簡単ですが、腰の力を指先に伝えるのはとても難しい。でも、この一週間、毎日これだけは気持ちいいのでやっていたので少し上達したような感じ

・「肩が柔らかいね~」と誉められる。腕をグルグル回す基本功は3年ほど前に教わっており、日ごろからやっておいたのが役に立っている。この腕回しを毎日やってたら一生肩こりとおさらばできるだろう。

・運歩がとても難しい。少林寺拳法のようにレの字にならずに、前足の金的を守るように内マタ気味となり、後ろ足の角度と平行で一直線上に立たなければならない。地面を蹴るようなものではなく、ただ歩く感じ。安定して歩けるようになるまでかなり時間がかかりそう。少林寺拳法の鉤足と似たような感じでやると割りと上手くできた。鉤足は相手と自分の角度を変えるためのものだったのだと改めて思った。

・基本功が終わって、最後に右前同士、相手と手首を交差させて構え、後ろの手で相手の腕を押さえたと同時に前手で相手の顔をパチン!打つ技を練習した。初めての二人練習。さすがに実際に打ってみるとおもしろい!少林寺拳法の目打ちの要領なのだが、腰背部の力の伝達が要求される+腕の重さが落ちる力も使うので威力がすごい!力まずに力を抜けば抜くほど早くなり、起こりがなくなり、威力がアップすることを実感。ちょっとしたちんう~先生のアドバイスでまったく威力が変わる!蘇東成老師のビデオを観たのとイメージが似ている。実際に教わって中国武術の体の使い方がほんの少し分かったような気がした。