通背拳練習日記 3回目 | 「達人への道」

通背拳練習日記 3回目

今日は先生がお休みだったので、Fさん、Kさんと3人!
でも、実は人数が少ないほどしっかり教えてもらえてお得なのですよね~ 武術というのは、みんなで一緒にできるようになるものではないのです。なぜなら一人一人体の事情が違うから。 マンツーマンでないと本当のところはわからないものです。

ところで今日の練習内容で気づいたこと

●目線の大切さ
通背拳では自分の手先をしっかりと見ることで目を養います。目線をしっかり意識することで全身が連動しやすくなることはもちろん、威力も増します。自分の素早い手の動きに慣れると、自分より遅い攻撃に対しては対処できるようになるそうです。なるほどナットク。

●力の源は腰背部
腰背部(みぞおちの裏のあたり)が力の発生源。これができていないとただの手打ちになって全然威力が出ません。手、足ともに腰背部から生えているような感じでしょうか。これは少林寺拳法でも同じだと思います。

●通背拳の構え(下半身)
構えは少林寺拳法のようにレの字立ちではなく、金的を守るように前足は後ろ足と平行になるぐらいに絞ります。前からみて、股の間から後ろが見えない程度。構え自体が蓄ケイの状態。つまりいつでも発射できるように力の溜まった状態という感じ。まさに攻撃しかないと言われる実戦拳法ならではです。最初に打たせてとる感じの少林寺拳法とは考え方が正反対でおもしろいです。

●通背拳の歩法
歩くような感じなのですが、歩く途中で低空の蹴りがいつでも放てるようになっています。暗脚といって、死角から蹴られる避けられない蹴りなのだそうです。地味な蹴りですが、避けにくそう^_^; 少林寺拳法の癖でどうしても腰を返して遠い間合いから蹴り込みたくなってしまいますが、腰は返さずできるだけ正面を向いて蹴るのだと注意されました。これは通背拳は手が届く距離まで一気に入って打ち込んだり、歩きながら手を出すと同時に蹴ったりするからだと推測します。間合いが全然違うんですね。要するに単発で蹴りだけで決めるという考え方ではなくて手と足が複雑に絡まりあった攻撃をするのです。ヒットアンドアウェイの少林寺拳法の試合スタイルと接触したら離れずに絡まるように打ちまくる通背拳の違いが再確認できました。

●拍(パイ)の練習
腕を伸ばして掌で上から叩き落とすような感じの攻撃
こちら のHPを参照! 猿がすばやく物をとるかのような動きなのです。これがとっても難しい!ただパチンと張り手のようになるのではなくて、腕全体の重さをズシーンと伝えるのです。力んだらアウトです。お手本を見せてもらったり、イメージ語で誘導してもらうとたまにズシーンといい感じの攻撃ができました。でも、やってるうちにまた力んでおかしくなる。シンプルなだけに奥の深さを感じました。まあ、3日目でできたら苦労しませんよね^_^; 大分膝がガクガクにならなくなりました。多少家でもやってますからね~それではまた来週♪