●意念を使う 中編 | 「達人への道」

●意念を使う 中編




スポーツ、武道、ダンスなどで、

先生は軽々とできることが自分たちにはできない

一体全体・・・なぜ???




理由はたくさんあると思いますが、

まずは体が整っていること、これが大前提です。


上虚下実(じょうきょかじつ)の自然体でないと、

先生が言ったことが言ったとおりにできないわけですから、

あらゆる技術、テクニックは活かされません。


だからこそ、何をやるにも

まずは操体などで体を整えることをおすすめします。


そして、これも当たり前のことですが、

そのスポーツ、武道、ダンスで必要とされている体をつくることです。

いわゆる「基本」や「型」と呼ばれる部分です。

体を練る(ねる)とも表現しますね。



さて、ここから先は、

体が整い、練れた上での話です。


次に大事なのは「意念(いねん)」を使って練習することです。

意識、イメージ、見えないエネルギー

を使うということがポイントなのです。


このことは少林寺拳法や操体でも同じなのですが、

通背拳の常松先生がどういう意念を使っているのか?

技をかけているところを観ていてハッと気づいたのです。



「真っ直ぐに相手の中心を貫いている一直線」

相手をレーザービームで射抜いている感じ・・・でしょうか。


喩えれば、正面に立った瞬間、

銃口を向けられて「動くな!」

というような状態にされてしまうわけです。


でも、常松先生の場合はそれが自然とできてしまっているので、

みんなにはうまく伝わっていないようでした。


(次号へつづく)



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