「達人への道」 -4ページ目

空間を制する! その2  攻者の空間制御

演武でも乱捕りでも、相手に攻撃する場合は、打撃を当てる前に空間を制しておかねばなりません。                                                    
                                                                                                                                                                          
                                                                                                                                                                                 

1.攻撃意識を出して自分の内的空間を広げ、相手の内的空間に侵入する(要するに気迫で相手を追い詰め、びびらせて居着かせるということ)
2.踏み込んで実際の間合いを詰める
3.打撃を当てるの順番となります。

これが1、2の段階を飛び越えて、ただ当てようとして不用意に飛び込めばカウンターの餌食となるか、簡単に空かされてしまうことでしょう。まずは、意識の戦いにおいて陣地取り合戦に競い勝つことが先決なのです。「沖縄武道空手の極意 新垣清著」では仮想重心という言葉で説明しています。多くの人は踏み込みながら(飛び込みながら)突いたり蹴ったりしています。これは守者としては、起こりが見え見えでとてもかわしやすいのです。少林寺拳法の演武ではほとんどがこういう攻撃になってしまっています。だから、乱捕りで突然使えなくなるのです。要するに攻撃が攻撃になっていないのです。意識空間を制するということは実際にボコボコの殴り合いをした経験がない人にはなかなか理解できないものです。相手に攻撃が届かないという人は、試しに今まで以上にしっかりと踏み込んだ後で、突いたり、蹴ったりしてみてください。(踏み込みながらはダメ)これだけでも守者側としては居着きやすいし、タイミングがずれてかなり受けにくくなるはずです。 (つづく)                        



空間を制する! その1 演武のときの意識空間

少林寺拳法の女性拳士のお客様が来られた際、おもしろい話になりました。                                                    
                                                                                                                                                                            
                                                                                                                                                                                  「最近、演武している最中に他の人が自分達のそばに来ると、いやな感じがして演武が止まってしまう」というのです。これは、おそらく二人の意識が調和してできた空間(二人にとっては聖域みたいなもの)が侵されたからではないか?と答えました。見ごたえのある演武は、意識空間が会場を包み込み、見ている人を魅了させるものです。反対に見ていて退屈な演武は二人だけの小さな世界に閉じていて何も伝わってきません。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     
数年前、全国大会を見に行ったとき、四段以上の部の組演武を見ていて、とある組が入場して合掌礼をした姿を見た瞬間、「たぶんこの組が優勝するで」と言ったら見事に優勝したことがありました。立ち姿、歩き方などが綺麗で、見事に調和していたのを覚えています。今から思えば、二人の心が調和して一つとなり、内的な意識空間がドーンと広がっているのを無意識的に感じたのかもしれません。
                                         

合氣万生道重富道場稽古に参加!

ネットで知り合った空手の友人のお誘いで合氣万生道重富道場稽古 に参加させていただきました。                                                        
                                                                                                                                                                             
                                                                                                                                                                                  永井先生ははるばる鹿児島から東京へ月に一回指導されに来られています。七段の師範!その合気の技術がどんなものか?を体感させていただきました。                                                                                                  
                                                                   
                                                                                           結論だけ言うと、自分達が少林寺拳法の中でやっている触れの技術となんら変わるものではありませんでした。腕の重さを相手に乗せ、皮膚の微妙な操作で中心(腰)をとって(つなげて)、崩し投げるという原理・原則はまったく同じ!ただ、やはり万生道ならでは優れた練習の仕方、指導の仕方があり、「おおお!こういう練習をしているのか!」「この説明の仕方はとてもわかりやすい!」「なるほど!こういうかけ方もできるのか」と感じることが多くあり、大変勉強になりました。おそらくガチンコの力技しか知らない人が体感したら、???の摩訶不思議な世界でしょうが、触れの技術に免疫力があったのですんなりと受け入れることができました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               他の合気道をされている生徒さんも数人来られていましたが、「全然技術が違いますよ。こんな練習を帰って道場でやったら怒られるでしょうね」ということを言われていました。同じ合気道を修行されていても、まったく中身が違うことが多いようです。まあ、これは少林寺拳法内でも言えることですが・・・先生によって考え方やかけ方はまるで違いますからね。こういう崩しの微妙な技術を習いたいとなれば、教えてくれる先生も、練習できる相手も場所も限られてしまうのは致し方ないこと。感覚が中心の練習は決して万人向けとは言えないのです。だからこそ、開祖はそういう核の部分はあえて言葉にしては伝えなかったのではないか?と推測します。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            ★稽古メモ                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       ・腕を乗せる。真下へ重さをあずける。相手がのいたらブランと落ちる手。上への反発力を使って浮かせ、ちょっとずらしてくっつける(手首を生かし気味にして)・正中線をまっすぐに立てること、足幅を狭くすること・合気上げは親指をひっかける→腕を落としてつなげる→しの字を描いて上げる・合掌するように下から掴んでくるのを払う・相手と呼吸を合わせて一緒に動く・相手の軸を観ること・緊張させて緩めた瞬間に入る・小指から拳を握って接地面積を増やす・腰から身体をさばくこと・足をいつかせないこと 

内的空間を広げる!

立禅をやりはじめてから、散打大会でいい動きができたことで、最近は操体と併せて気功にもハマッています。ご縁があって、とある気功研究会に寄せていただきました。その先生はいわゆる超能力と呼べるようなことが色々できるすごい人だったのですが、武術の話になったときにとても興味深いことを言われていました。                                                                                
                                                                                                                                                                           
                                                                                                                                                                                  先生は中国武術も修められているようなのですが、中国で気功と太極拳の達人がこのように言われていたそうです。「どんな武術の達人が来ても、小さくして眉間から吸い込んでしまうんだよ。」 と。                                                                                                                
                                                                      
                                                                                           武術を追究していけば結局のところは心法、イメージの世界、内的空間の世界での勝負にまで行ってしまいます。実際に戦う前から対峙した瞬間に、勝負は決まっているということになります。要するに自分の意識=内的空間が大きい人ほど、器が大きい人間であり、相手をのんでしまえるということなのです。空や海や宇宙などをイメージして自分がそれに溶け込み、一体となれば、相手は空や海や宇宙と闘っているような感じになって威圧されてしまうのでしょう。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               サッカーの中田選手が調子のいいときは後ろの選手の動きが全部観えたことがあったというようなことを書いていたのをみたことがあります。これなど、まさに自分の内的空間がサッカーコート全体に行き渡ったからでしょう。その空間・場を制してしまえれば、本来の力を十分に発揮できるようです。例えば乱捕りなど試合のときに、ほとんどの人は内的空間が狭く、自分の少し手前ぐらいまでの範囲です。相手が強くてビビっていたり、初心者だったりすると相手の内的空間に押しやられてさらに自分の内的空間は狭くなり、居着いて負けることになります。上手い人、強い人ほど内的空間が広く大きく、懐が深く、遠い間合いを制することができるのではないでしょうか?天井から自分が闘っている姿を見ているようなイメージでやるといいと教わったことがありますが、これも空間を制するコツなのでしょう。内的空間を広げる訓練をすることは武術のみならず色んなことに役立ちそうです。教えてもらったのは、大自然の中で気功をすること。それが無理なら空、海、宇宙などをイメージしながら気功すること。なんだか大きい気分になれそうですね(*^。^*)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

技のかかりにくい人への対処

私は主に、相手に触れた瞬間に中心をとって崩したり、投げたりする技術を追及しています。しかし、私のレベルでは当然のごとく、まだまだかからない人もいます。どういう人にかからないか?というと、肩がゆるゆるに緩んで落ちていて胴体と切り離せるような人。バランス力がよくてなかなか崩れないような人です。                                                                                
                                                                                                                                                                                  肩が緩んでいて胴体と切り離せるような人に仕掛け技をかけるのはかなり難しいと思います。相手の手首をいくらこねても、のれんに腕押し状態となります。もう一方の手で殴られるのが落ち。相手が力んで何かしようとしてくれれば繋がり(関係)ができるので掛けやすくなりますが、まったく無視している人をこっちへ振り向かせるのは至難の業なのです。                                                                                                                 
                                                                                                                                                                                 こういう人には、どうやってかけたらよいのでしょうか?                                                                                
                                                                                           ●目打ち、金的蹴りなど当身をして相手の身体に緊張をつくった瞬間に一気にかけてしまう                                 ●瞬間的にパンッと胴体の力で引っ張って崩すか、丁字を効かせるなどして重心を強制的に出して崩し、一気にかけてしまう                                                                    ●相手の正中線に向かって歩いていき、強制的に肩にロックがかかる状態にまで持っていってかける(おそらくこれが一番かかるかも!)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    いずれにしてもスマートなかけ方にはならなさそうです。開祖でさえ、塩田剛三先生でさえ、技のかからない人はいたということですから、無理はありません。過去の経験上、技のかかりにくい人に技の上手い人はほとんどいませんでした。「かけられないとわからない」というのもあるのでしょう。こういうかかりにくい人は身体を一目見ればわかりますから、できるだけ敬遠したいところです。なぜなら「できなかった」「かからなかった」という嫌な感覚が手に残ってしまうからです^_^;最初のうちはかかりやすい人を相手にして、「できた」「かかった」といういい感覚を手に滲み込ませる方が大事だと思います。みなさんは技のかかりにくい人にどうやって対処していますか???                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

拳法は一生遊べるおもちゃ箱

少林寺拳法は大学入ってすぐ始めたから、18歳のときからやっています。もうすぐ拳暦12年!                                                                                                             
                                                                                                                                                                            
                                                                                                                         

まあ、ここ2年ぐらいはほぼ休眠状態になってしまい、まともな練習は月に1回程度ですが、それでも自分なりに続けて楽しんでやっています。練習はいつでもどこでもできますからね。 バリバリの現役拳士です。まだまだ学生拳士には負ける気はしません。                                                                                                             
                                                                 

大学拳法部時代にはまったく知らなかった武術の世界に触れ、少しずつですが体現できるようになってきたし、体力は落ちてきたけれど、ここにきて乱捕りもまた少しだけ上手くなりました。                                                                                                             
                                                                 

技術の上達はスロープ状ではなく、階段状なんですよね。続けていればあるときにハッ!と気づいて、1段昇れます。これの繰り返し。                                                                                                             
                                                                 

私には大学時代から師匠がいませんでしたが、それが工夫を生み、自分で練習して自分で気づくという回路が自然と育ったように思います。これは仕事にもとても役立っています。                                                                                                             
                                                                 

大事なのは生涯現役であり続けること、自分の力で気づいたことを積み重ね続けること。                                                                                                             
                                                                 

まだまだできないことがイッパイあります。でも、裏を返せば、できないことができるようになる楽しみがイッパイ残されているってことですね(^。^)


★とある達人の名言
「拳法は一生遊べるおもちゃ箱のようなものだ」                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

散打友好大会の反省

試合の結果を報告します。2勝1分けでした。詳細は以下のとおりです。


●第一試合 VS硬式空手12年 173cm 70kg

3対3の引き分け

大会のベテランでもあり、空手道場の師範でもあり、そして操体のお客様でもあるS本氏との初対戦でした。
中段突きのカウンターを上手く合わせられてしまいましたが、狙っていた右前で遠間からスゥ~と入る逆突が当たりました。傍目で見てても、間合いの綺麗ないい試合だったのではないでしょうか。



●第二試合 VS空手1.5年 171cm 71kg

5対0のコールド勝ち

一試合後、エンジンがかかり、すごく調子がよかったです。相手の足が止まっていたので出せば当たる状態でした。まあ少林寺拳法11年の拳暦なので当然か^_^;内受突とかやったら普通に入りました。



●第三試合 VS空手5年 177cm 85kg

3対2で勝利

3試合目もバテルことなく、最後までいい動きができました。相手の動きがよく見えてカウンター気味の突きが2発ほどクリーンヒットしました。蹴りを何度か膝ガードしたのですが、試合後に左膝を痛めてしまったことが判明(>_<)びっこ引いて歩いて帰りました。名誉の負傷です。 やはり重量級の蹴りは威力がある!


全般的にロクな練習をしていなかったにもかかわらず、バテずに相手の動きがよく見えていい感じで動けました。 しかも、3試合ともクリーンヒットは一発ももらわず。

う~ん、これは最近はじめた立禅と這いの効果なんだろうか?それともたまたま調子がよかっただけ???

間合いのコントロールは割りと上手くできていたと思います。

膝の怪我は一週間もすれば治るでしょう。今回は少林寺拳士の参加は7人!丸廉からと大学拳法部からの参加でした。

わざわざ東北から参加した大学拳法部の現役生もいました。強い人と当たって全く勝てずにショックを受けていたようですが、その悔しさが練習のバネになることと思います。参加するだけでも大したものです(^。^)

今回の大会は参加人数も39人と少なめで少林寺勢が一番多かったですね。後の流派は形意拳、詠春拳、伝統空手、テコンドー、酔八仙拳、日本拳法、シュートボクシング、グローブ空手、蟷螂拳、洪家拳、太極拳、八極拳、フルコン空手などなど~色んな人の試合が観れて楽しかったです。また次も出ます!少林寺拳法をやっていて他流派の人と交流したい人に散打友好大会はおすすめですよ!                                                                
                                                                                                                     
                                                                                                                                                                                                                      散打友好大会の動画 ←大会でわりといい感じで動けたところをアップしてみました。
                                                                                                                                                       
                                                                                                                         
●今回の有効打
・右の上段順突→左の中段回し蹴り
・遠間からのノーモーション逆突
・スッと間合いをつめての内受突
・相手が下がるところへ歩くような感じで左中段回し蹴り
・右へ意識を振っておいての左中段回し蹴り
・下がりながらの右カウンター順突(左手は内受)
・相手の右中段回し蹴りを膝ガードしてすぐの左中段回しの蹴り返し
・相手が突いてくるところを千鳥へ出て順突のカウンター


●今回の反省点
・勝っているのに焦って前へ出ないこと(取り返されたシーンが多かった)
・右の蹴りを不用意に出して、着地後の居着いたところに中段突きをもらった(2回)
・届かない間合いから左ミドルを不用意に出して、惰性で後ろ蹴りへの連攻をしようとした隙をつかれた(2回)                                                                                                   ・結構ワンパターンな勝ち方になってしまっている。もう2つほど得意技を増やしたい。


【教訓】
・蹴りはきちんと仕込みをしてから使うこと!膝を不用意に上げないこと!                                    ・突きながら間合いを詰めるのではなく、間合いを詰めてから突くこと。蹴りながら間合いを詰めるのではなく、間合いを詰めてから蹴ること

                                       

合気上げの進展!

操体のお客様と施術後に合気上げの練習をしていて大発見がありました!                                                                                                             
                                                                                                                                                                             
                                                                                                                         知っている人は知っていることかもしれませんが、僕の中では目からウロコの発見だったのですが、簡単に言うと、肩を後ろへ廻しながら、その回転を使って合気上げするだけです。すると、自然と相手の下から食い込めるので、どんなにガッシリと上から力イッパイ押さえつけられてもスイッと楽にぶつからずに上がるのです。肩がすぐに上がってしまってなかなか上げれなかったそのお客様もスイっと上げれるようになって大変喜んでもらいました。このコツを使えば恐らく誰にでもできてしまうのでは???                                                                                                                                                                                                                                                              今まではイメージ、意識を使って自分の脳を騙し、相手も騙し、相手へ情報を伝えないようにしてぶつからないように上げていましたが、肩を正しい位置にセットさえすればイメージなしで上げても関係なく楽に上げることができるようになりました!ベストな肩の位置を体にインプットして技をかければ、かなりの精度で相手を崩せそうです。これは少林寺拳法の鉤手守法、仕掛け技や打撃にも応用できるはず。やはり秘訣は肩だなぁ~と改めて思いました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

仕掛け技で逆小手

普段は捌き手による崩しで相手の中心をとって投げることを主体で練習しているわけですが、久しぶりに掛け手だけで逆小手をかける練習をしました。                                                                                                             
                                                                                                                        相手の真横に立ち、仕掛け技として片手の逆小手をかける練習します。例えば相手が左にいるとすれば、自分の左手で相手の右手を片手で逆小手に極めるのです。もちろんガチンコで硬い手で掴めば相手に反応されるし、相手の手首は死にません。柔らかくふんわりと掌を相手の甲に密着させ、その触れた圧力を変えないまま胴体、肩甲骨、足さばきを使って逆小手の形に極めるのです。コツは掛け手の形と手首の角度でしょうか。どうしても親指で相手の甲を押すことで手首を殺そうとしてしまいがちですが、これだとまったく相手の手首は死にません。相手との密着度がなくて空間が空いた状態でしかも圧力が親指から伝わるので相手からしたら力の方向がバレバレになり、いくらでも踏ん張れてしまうのです。相手の肘を上手く出すためにはこちらの肘もきちんといい角度にならないといけません。相手の腕と自分の腕が一直線(いわゆる基準線)でないとかかりません。もちろん、全身を一つに使って運歩を使えば更に楽にできます。                                                                                                                                                                                                                                                                  少林寺拳法の技は物理的、力学的に正しい角度で攻めることも確かに大事なのですが、柔らかく触れて、その圧力を変化させず、相手に情報を与えないことの方が更に大事なのではないかと思います。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

バランス力養成法

バランス力をつけるための練習方法を紹介します。                                                                                                             
                                                                                                                                                                            
                                                                                                                         レベル1.片足立ちになり、そのまましゃがんで立ち上がる。これをゆっくりとやる。                                                レベル2.片足立ちになり、足を4の字に組んでしゃがんで立ち上がる。これをゆっくりやる。                               レベル3.片足立ちになり、足を4の字に組んで、手は合掌してしゃがんで立ち上がる。これをゆっくりやる。                                                                                                                                                                                                                                                                  左右両方できるか確かめてみてください。おそらく苦手な方の足があると思いますが、そういう人はバランスが崩れて歪んでいるので調整が必要です。踵が浮かないこと、しゃがんだ状態でしばらく静止できるぐらい安定感があることが条件。そもそも足首が柔らかくないとまったくできません。和式トイレ育ちでないと無理かも。洋式トイレ育ちの人はそもそもウンコ座り自体ができないぐらい足首が硬い人が多いです。もちろん足首が硬いと、拳法の運歩もドタドタする人が多いと思います。レベル3までできる人は、かなり足腰が強く、軸足が安定していてバランス力がいい人です。蹴りも安定して連続して出せるでしょう。まずはレベル1をゆっくりやることから試してみましょう。